ポスドク、博士課程のみなさん、いかがお過ごしでしょうか?
今回は、気になるアカポス事情を再確認するためにまとめてみました。
アカポスか、企業での研究職か。
非常に悩む人が多いですし、私もその一人です。
今後の進路に迷われている方は、本記事をきっかけにもう一度整理して、人生の選択に少しでもお役にたてていただければと思います。
では確認していきましょう。
アカポスとは?
アカポスとはアカデミックポストの略です。
言い換えると、大学で教授や、准教授、助教といったポジションであったり、
研究機関の研究室の主宰者のようなポジションであることが多いです。
民間企業での研究職はアカポスとはみなされません。
アカポスをゲットするには?倍率はどれくらい?
アカポスのポジションを獲得することは最近ますます厳しくなっていますよね。
応募者数が公表されないことが多いので、実際の倍率を知ることは難しいです。
あとあとで情報を入手して、聞いてみると、意外と応募者は少ないということが多いのですが、
じつは応募者数だけが、アカポスをゲットできるのかに影響しているわけではありません。
では、アカポスをゲットするために、重要なことはなんでしょうか。
コネなしでアカポスを狙う苦悩とは?
アカポスをゲットするために非常に大きな要因は、知り合いがいるか。
アカポスをゲットするにはコネが非常に重要です。
コネがない私は、ガチでの公募勝負になるのですが、公募に出してみたら、
じつは候補者がすでに決まっていたという話はあるあるです。
まったく知らない人を採用するよりも、どんな人かを知っている人を採用する方が失敗は少ないですから、採用する側から考えると、納得もします。採用される側にはつらいのですけど。。
海外でのポスドク生活が続くと、コネやつながりが薄れていくので(人にもよりますが)、
年々と厳しくなるのがリアル。
アカポスしかありえないと思うのであれば、コネは欠かせないと思って、コネ作りに情熱を出すといいかもしれません。
私はコネ作りがへたなうえ、
海外での研究スタイルに慣れてしまったせいもあって、
日本でのアカポスが遠くなっていっているのはご想像の通りだと思います。
私のようなコミュ障で悩んでいるという場合の対策は、高学歴院卒理系コミュ障で就活に不安があるなら意識すべき3つのルールでまとめましたので、そちらもチェックしていただけると、参考にできることが見つかります。
では、アカポスにつくことができないポスドクはどうしたら良いのかという問題がでます。
いわゆるポスドク問題です。
じつは、ポスドク問題の解決策は、意外と身近な方法であることに気づきます。
アカポスからの転職だってできる
ポスドクはアカポスか、企業での研究職かという判断に迫られることがあります。
アカポスについてしまうと、民間企業に転職できないと思う事もあるかもしれないですし、逆に民間からアカポスに戻れないと思い、アカポスを離れる決断ができないこともあると思います。
実際はどうなのでしょうか?
私の周りには、アカポスについて、やっぱり民間企業で研究したいということで、転職したひとも知っていますし、民間からアカポスに移った人もいます。
選択は自分しだい。
ポスドクからアカポスを狙うのは一般的ですが、ポスドクから民間に転職して研究して、またアカデミアに戻ることもある時代です。
いろいろな選択肢があると思えば、考えすぎて行動できないということもなくなります。
悩んでしまう時は、思い切って決断です。
アカリク転職エージェントのように、無料で転職をサポートしてくれる大学院卒やポスドク向けの転職エージェントもあるので、転職先は探しやすくなりました。
海外で働くことも選択肢に入れる
海外で働くことも研究者にとっては好条件なことも多いです。
幅広く探して、自分のなるべく希望にそったポジションがみつかれば、アカデミックだろうと、企業であろうと関係ないですね。アメリカで職を探すときには、GlassdoorやIndeedを使うことが多いです。
いづれの場合も、地道なネットワーキングがあって困ることはありません。
アメリカではLinkedInを使った、研究職のネットワーキングが特に盛んですね。
LinkedInに関しては、別記事でくわしく解説していますので、まだはじめていなかった場合は、今日からコツコツとLinkedInを作っていくことをおすすめします。
海外での研究に興味がある方は、海外ポスドクとして人生を豊かに生きるステップ【完全版】でまとめていますので、私の本音をご覧ください。
まとめーアカポスか民間企業で働くか
ポスドクや博士課程での大きな悩みは将来のキャリアですよね。
アカポスを目指し続けるのか、民間企業で研究するのか。
それともまったく違うことに挑戦するのか。
私自身もなかなか1つの答えはでませんが、やってみて、自分がどう思うかを大事にするにことがいい気がしています。
アカデミアに長くいたら、民間での研究を体験するために民間企業で働くこともよい刺激になります。アカリク転職エージェントのような無料の転職エージェントを利用することで、自分でも気が付かない適性に気が付くので、転職エージェントを使ったことがない方は試してみることをおすすめします。無料なので。
民間企業で働いて、結果的にアカデミアでの研究の方が好きなら、その時考えてもいいでしょう。
もし日本で仕事が見つからないなら、海外に目を向けてみましょう。
おなじく、キャリアの過渡期にいるあなたは、どう考えますか?
ぜひお問い合わせからお気軽にコメントいただけるとうれしいです。
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