研究留学したいけど、英語ができない?【海外ポスドクが解決法を提案します】

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本記事では、研究留学に行きたいけど、英語ができないから、一歩を踏み出せないと悩んでいる方向けに解決策を解説します。



7年以上アメリカで研究生活している私も、
そもそも海外で暮らすことなど、
まったく考えたことがありませんでした。


英語に力をいれて勉強してきたわけではありませんでした。

リスニング能力も、スピーキング能力も自信がなく、不安でした。
決して英語が得意でもありません。


そんな私も気が付けば、アメリカに長くいるわけです。


英語が苦手な私が、研究留学をして英語とどのように共に生きているのかを伝えることで、研究留学を考えているあなたの背中を、少しでも押すことができれば幸いです。




さて、私の結論は、

研究留学に英語ができるかできないかは関係ない、
行ってみたいかどうかです。




もちろん、英語ができるに越したことはないですが、
英語ができなくても、研究留学できます。




それでは詳しく解説していきます。

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研究留学で英語ができないとどうなる?

listen

研究留学先のラボでの会話は、
日常英会話より、理解しやすいです。




ラボでの主な会話内容は、研究に関することが多いです。
そのため、論文を読んで、研究の背景が良く分かっていると、
どのような会話を話しているのか、
推測ができるので、英語を拾いやすいです。




ラボを出て、買い物に行ったときの方が、
英語に苦戦することは多いです。




分野を変えると、バックグラウンドとなる知識が足りないので、
私はラボでの英語を拾うのも苦労しました。


しかし、何度も聞いていると、耳に残るので、
そのたびに、一つ一つ理解できる英語が増えていきます。


教科書や、リスニングの教材で聞く英語とはかなり異なるということだけ、
頭にとどめておくと良いと思います。




完璧な英語を目指す必要はありません




研究留学の目的は、英語学習ではなく、
様々な人がいる研究環境で、
あなたが満足できるような研究を目指すことですよね。




あくまで英語はコミュニケーションツールです。




割り切りが肝心です。


海外での研究室に飛び込んで、
実際のラボでの英語に触れることが、
英語に慣れる一番の近道です。

現在の英語力は関係ありません。

研究留学前に英語ができなくても、実践で学ぼう

conference

研究留学先でも、日本の時と同様に、プレゼンの機会があります




もちろん、英語での発表なので、このたびに、
ちょっと気合をいれて、プレゼン準備をすることになります。




国際学会でのプレゼンをしたことがある人も多いと思いますが、
感覚的には、そのようなプレゼンが、
たびたびあるとイメージして下さい。




何事も練習なので、
実践を利用して、
英語の練習を進めていく感じです。



一年に数回英語でプレゼンを行っていくと、
英語でプレゼンをするという行為に慣れます。


もちろん緊張感はいつでもありますが、
これは日本でプレゼンする場合も変わらないですよね。


いっぱい失敗して、少しずつ英語に慣れていくことを心がけましょう。




英語ができなくて不安な方も、
実践で慣れていきます。




だんだん英語に慣れてきたら、
少しずつプレゼン自体にも気が回るようになってきますので、
はじめのうちは、あまりプレッシャーを感じないでほしいと思います。




英語がぜんぜんダメな私も、
そんな感じでなんとかなっています。



あなたなら、もっとうまくできると思いますよ。

研究留学の英語は完璧を目指さない。できなくても良し。

easy-life

会話に完璧はないですよね。


なので、英会話になって、
途端に完璧な文法や、
発音にこだわることは不思議ですよね。


日本語で会話するときも、
文法なんて結構めちゃくちゃだったりしています。


ましてや言語が変わるのだから、
完璧を目指すと、しゃべることができません




伝えたいことが、
なんとか伝わるような、
不完全な英語でも良いです。


間違って当然なので、話していきながら、
あとで間違いに気づいたところを、
直していけばよいので。


会話はどのような反応が返ってくるかわかりません。




いくらテキストを学んでも、
実践からでないと学べないことは多いです。


ましてや、色々な国の人が、
それぞれの国の訛りの合わさった英語で話しています。


日本人だけが、
訛った英語を話しているわけではないです。




インド人はインドなまりの英語を話し、
中国人は中国語なまりのある英語、
スペインやフランスなまりであったり、
それぞれみんな、なまった英語を話しています。




文法も必ずしもきれいに話しているわけではないです。


繰り返しますが、完璧を目指さないで、
なんとか通じる英語で良いです。


だんだん話してくと、
ラボメンバーの英語に慣れます。


英語ができないと悩んでいても、
ラボメンバーの英語はわかる!なんてことも出てきます。


ちなみに私はインドの人と接する機会が多いので、
インドなまりの英語にかなり慣れましたが、
聞きなれない人だと、結構苦労します。


要は、来てみないと、わかりません


英語が出来ないと悩んでいるあなた、
来てみて、実践で、なんとかなるレベルの英語を目指せばよいですよ。


研究留学に行きたいけど、英語ができないと悩むあなたへのまとめ

研究留学に行きたいけど、
英語力で悩んでいる、あなた。


ぜひ、深く考えず、
研究留学しましょう




なんとかなります。
私も、英語が苦手でしたが、現に、なんとかなっています。
研究留学で得るものは多いです。


人生経験として考えるなら、研究留学に失敗はありません。




もちろん、苦労がまったくないわけではないです。




むしろ苦労することも多いですけど、苦労を含めても、
成長につながりますし、発見が多くて、楽しいですよ。




英語に悩みすぎないで、
ラボに飛び込んでみると、
きっとあなた自身で、
多くのことに気が付くことができると思います。


いろどりのある人生を目指して、研究留学しましょう




研究留学先の選び方は、 研究留学先ラボの失敗しない選び方【コネなし、業績なし】 に解説しました。ぜひ、そちらもご覧ください。


また、研究留学に関して、
メリットやデメリットが気になるあなたへ、

研究留学のメリットとデメリットを解説【無名ラボ出身のPhDが感じること】にまとめましたので、ご参考ください。


少しでも研究留学を考えているあなたの背中を押すことができれば幸いです。
それでは今日もありがとうございました。

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