【俺は研究に向いていないのか】手遅れになる前に考えたい3つのこと

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本記事を読んでいるあなたは、「研究に向いていない」と悩んでいませんか
自分が研究者に向いていないと思っている理系の大学院生は、
3つのグループに分けられると、私は考えています。



ポスドクをしながら、多くのキャリアに悩む大学院生を見てきましたし、
私自身もそのキャリアに悩む研究者の一人。



本記事では、「研究に向いていない」と感じている方へ、対策法をシェアしたいと思います。

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研究に向いていないと感じる3タイプ

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3つのパターンについて解説します。
どれが自分にあてはまるか考えてみてください。

研究に向いていないと感じるパターン1:研究が好き。でも研究がうまくいかない

一つ目は、研究は好き。
でも現在、研究がうまくいっていないパターンです。



これは自分が行っている研究に対して、
周りから理解が得られない場合や、
センスがないなどのコメントを受け、
研究に対して批判的な意見をもらっている場合も当てはまるかと思います。

研究が好きな気持ちとは対照的に、
研究能力に自信が持てなくなっている状況

研究に向いていないと感じるパターン2:研究はうまく進んでいるが、今の研究が好きではない

2つ目は、現在の研究はうまくいっているにも関わらず、
行っている研究に意味が感じられないなど、
現在の研究が好きになれない場合。



研究に興味を示せないことに罪悪感を感じ、
自分が研究に向いていないと感じるパターン。



修士、博士の学生やポスドクは研究室のボスの興味内で研究を行う場合が多いので、自分の興味とあっているとは限らないため、こういう状況がよく起こります。



特に、しっかりとスタイルが確立された研究室だと、
実験の流れや方法論、方向性も定まっていることが多く、
自由度が制限されることがあります。



そのため、研究内容に興味がない、
でもルーチンにはまって研究を行うだけで、
うまく進むという状況が作られます。

研究に向いていないと感じるパターン3:研究への関心がまったくなくなった

3つ目は、研究をすることに対しての興味や、
モチベーションがなくなったというパターンです。



好きではない研究をつづけた結果や、
研究の分野での人間関係などによるストレスによって起こります。



案外多いパターンが、人間関係に疲弊したという状況。
この場合、研究への興味が根こそぎ失われる傾向があるので、
非常に難しいです。

研究に向いていないと感じる時の具体的な対処法

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パターン1のケース:研究に向いていることが多い

研究が好きなら、研究者に向いていると私は思います。
そもそも研究テーマで、すんなりとうまくいくものは多くありません。
研究テーマ自体が良くない場合もあります。



周りからセンスがないといわれても、気にすることはありません。
研究だって、本質は、人と比べるものではないはずです。
好きだから研究をやっている。それでよいと思います。



センスがないと落ち込んでしまうことはどうしようもなかったりします。



そんなときは、まったく関係ない人からの評価をもらって、自信を取り戻す裏技があります。
無料で相談できる転職エージェントを使って、自信を取り戻す方法で解説しています。

パターン2のケース:研究が進んでいるが、好きではない場合

他のテーマにチャレンジしたことはありますか。
今の研究のどこが好きではないか、明確ですか。



行っている研究でも、その中でいろいろな実験を行うわけですが、
すべてが興味深い実験かというと、そうではない場合も多いです。



論文として、世に出すために、追加する実験、
再現性をとるだけの実験。
すべてが面白いかといえばそうではないです。




だからこそ、どういう部分が好きではないのか向き合うことが良いです。
今の研究が、たまたま面白くない実験が多いだけかもしれません。



周りの研究者も好きではない実験を、行っているときもありますから、
そんなことを周りの先輩研究者と話してみるのも良いかもしれません。



それでもやっぱり、研究に向かないと思うなら、
研究をしない将来を選択することもありです。
研究だけがすべてではないのですから。

パターン3のケース:研究に興味がなくなってしまった場合

研究に興味がなくなったときは、
研究に無理にかかわる必要はないと思います。
研究は、好きでなくては、
続けることがとてもつらいです。



研究自体に意味がないと思ったり、
くだらないと思ってしまうこともあると思います。
そんな状況なら、無理に続ける必要はないです。



もし、「自分は研究しかやってきてないのに、どうしたらよいんだろう」と悩むなら、
研究を完全に仕事と割り切って、研究に関わるという選択肢もあります。
好きでないといけない、というわけでもないですから。

研究に向いていないと、悩む前に始めておくこと

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「研究に向いてない、やめよう」を乗り越えたあなたが、
次の不安と戦うために、行っておいた方が良いことがあります。



金銭的に不安定にならない状況をしっかりと築きましょう。




研究に対して、向いていないと思うときは、
多くの場合は、研究がうまくいっていないときが多いように思います。



将来への不安が根底に存在しているからです。

  • この研究が失敗に終わったら、自分のキャリアが進んでいかない
  • 仕事に就けないかもしれない
  • 周りと比べて劣等感を感じる



こんな不安があなたの気持ちを急かすのです。



金銭的なバックアップが存在すれば、
あなたの不安は和らぐ気がしませんか?



研究がうまく進まないときのために、研究以外の副業でお金を稼ぐ手段を、確立しておきましょう。

具体的な戦略は 【ポスドクの末路に光】自ら月3万円を稼いで、金銭的不安解消する超現実的メソッド
で解説しましたので、そちらを参照していただければと思います。

「研究に向いてない」と思うあなたへのまとめ

研究が好きなら、周りに気にせず、続けましょう。
好きなら、向いています。



興味が薄れてきているなら、なぜ興味が薄れていっているのか向き合います。
一時的なものか、そうでないか、しっかり向き合った方が良いです。



研究がくだらないと思ってしまったら、
きっぱり離れること。
ほかにやりたいことが見つかるはず。




将来の不安が原因で結果を急ぐため、
自分は向いていないと結論を急いでしまう場合も多いです。
せっかく研究が好きなのに非常に残念なことだと思います。



お金の不安は研究以外の方法でも解消できるので、
研究に打ち込むためにもお金に対するリテラシーも同時に高めていきましょう。
ポスドクが始める金融資産形成の基本戦略【お金について考えよう】 も併せてご覧ください。



本記事が、あなたにとって少しでも役立つものであれば大変うれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました

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