薄給からの卒業。ポスドクが経済的な不安を解消するたった一つの基本

investmentポスドク生活

給料が安くて、生活も苦しいと悩んでいませんか?
私も同じような状況でした。

本記事は、

  • 今博士課程に興味があるけど、将来が不安で踏み出せない
  • 博士課程でその後の人生が不安
  • アカデミアに残りたいけど、残れなかったときにどうしたらいいか不安
  • アカデミアはやめて、企業就職した方が良いのかわからない

と悩んでいる、博士課程の方、ポスドクの方に向け、
世間でよく言われる貧困ポスドクにならないために行う、
たった一つのことを解説します。

結論です。

ポスドクの給与だけに依存しないよう、
収入源を増やすこと。

まずは、基盤として、
インデックス投資をはじめましょう。



研究に対する情熱があるのに、
将来が不安で、科学の世界を離れてしまうことを見てきました。
私も同じような状況で悩んだ一人です。


インデックス投資で、資産形成をはじめてから、
気持ちが落ち着いてきたことを実感しています。


ぜひあなたも、経済的に独立し、
創造的な研究を行える環境を、自分で作ってみてはいかがでしょうか?


それでは詳しく解説します。

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薄給のポスドクの長期インデックス投資による資産形成戦略

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薄給のポスドクがインデックス投資をするべき理由

インデックス投資による長期的な積み立てを行うことで、
少しずつ資産が増えていくので、将来の不安が軽減します。
将来の不安が強いポスドクには、金銭的な安心感がかなり役立つことは想像できると思います。


将来のための資産が5000万円あると想像してみてください。
少し気持ちが楽になりませんか?
今の給料が安くても、研究に落ち着いて取り組めそうではないですか?


インデックス投資に関してあまりピンとこない方は、参考動画をはっていますので、
ざっくりと投資についてご確認ください。



株への投資は、現代の資産形成の基本です。
お金は、金のなる木を買うために使うという、
お金持ちの人の考え方を取り入れましょう。
株は、金のなる木の一つです。



おそらく、株と聞いて一番最初にイメージするのは、
企業の株といった、個別株だと思います。
しかしながら、個別株は動きが読めないので、
ギャンブル性が高い傾向があります。



薄給のポスドクがギャンブル的な発想で、
資産拡大を目指すのは合理的ではないですよね。

私たちが目指すのは、資産形成としての投資なので、異なる手法を用います。
保守的なインデックス投資です。


インデックス投資こそが博士課程の学生、
ポスドクが行うべき、金のなる木を買う方法です。

薄給のポスドクが行うことは、S&P500に連動したインデックス投資

薄給からのストレス軽減、将来の資産に悩む私たちは、
S&P500に連動した、インデックス投資を行うべきです。

アメリカ市場全体を買うイメージです。
世界一の投資家、ウオーレンバフェット氏もおすすめする投資法で、
15年以上保有することで、ほぼプラスになことが期待できます。
これはアメリカの経済成長が、長期的にみると右肩上がりであることに由来します。

S&P500のインデックス投資は20年間保有で、7%ほどの年利になると見積もられています。
ただし、今までのような成長を見込めないと考える人も多いので、
保守的に5%と今後見積もると良いと思います。



日経平均はこれと異なり、売り買いしないと儲からないため、投機に近いため、ポスドクが資産形成を行うためにするべき投資先ではありません。ちなみに、日経平均は0.8%ほどの年利になります。
これだと長期に保有していても資産は増えていかないので意味がありません。


保守的に考えても、 S&P500 のインデックス投資に分があるのは明白です。

薄給ポスドクのインデックス投資具体例

毎月3万3000円を積み立てると仮定します。
年利6%で20年間運用すると、積立額は総額792万円ですが、
複利によって増えていくため、最終的には1500万円になります。


リーマンショックのような暴落のリスクももちろん存在します。
こんな時でも、長期的に株価が上がっていくことが予想されるのがアメリカ経済なので、
手放してはいけません。長く保有すればするほど、リスクが相殺されます。



22歳で、博士課程進学を考えている方。
今から毎月3万3千円のインデックス投資を始めると、
42歳ころには1500万円の資産が形成されます(税金等は今回は加味していないです)。



もちろんもっとたくさん積み立てると、より資産形成されます。
ちなみに、日本人の40歳の平均資産は-1000万円といわれています。


あなたは1500万円の資産と、マイナス1000万円の資産どちらがよいですか?



インデックス投資を始めない理由は浮かばないですよね。
このようなシュミレーションは、
楽天積み立てシュミレーターで簡単に調べることができます。
いまいちしっくりこない方は、実際に色々と試してみると参考になると思います。

飲み会代を節約して、
インデックス投資に積み立てるというのが、現実的だと思います。



すでにポスドクの我々は、なるべく早くはじめて、
少しでも多く、収入をインデックス投資の方に投入しましょう。



貯金ではお金は増えないため、投資をしないと貧しくなる時代。



資産があると心に余裕が作れます。
不安定と言われるポスドクの状況を変えて、
ゆとりをもって研究に打ち込むために、
常に不労所得を増やす考えを持ちましょう。

ポスドク向きのさらに具体的なインデックス投資の始め方

インデックス投資がポスドクの資産形成に役立ちそうなことを理解いただけたけとい思います。
ただ注意点があります。インデックス投資をはじめようと思って、
銀行窓口に駆け込むのはやめましょう。

銀行では良い投資商品が率先して売られません。
なぜでしょうか。
銀行は、利益が出る商品を売りたいです。売る際の人件費もかかるので、
手数料も含めて高くする必要があるためです。
窓口で買うと割り高であることがほとんどなので、おすすめできません。


一方で、ネット証券は自分で直接買うことができるため、
手数料が低いというメリットがあります。



ネット証券で安心に使われるものは、
楽天証券です。SBIモバイル証券もよく使われます。

薄給のポスドクがインデックス投資をどのように、どうやって行うべきか

ドルコスト平均法に基づいて、毎月なり、
一定期間に定額コツコツ買って、積み立てましょう。



相場を読むのは、プロでも非常に困難であるといわれています。
そのため、買うタイミングを計る時点で、投機性がでます。


投機性を減らすため、地道にコツコツ定額を買い続けるという、
ドルコスト平均法によって、徹底したリスク分散を狙います。



長期的には右肩上がりの株価を想定しているので、
結果的に、短期で見られたリスクが相殺されるという考えです。



月に2,3万円でよいので、コツコツ投資して、まずは投資になれましょう。
買ったらあとは放っておくだけなので、シンプルです。



インデックス投資は株の値動きも気にすることはありませんので、
買ってしまえば、あとは自分の研究のことに集中できます。


資産額を増やすには、インデックス投資にまわせるお金の量を増やす必要があります。
薄給ポスドクではここがどうしても弱いですよね。
ポスドクの給料以外にどうやってお金を稼ぎ、
資産拡大スピードをあげていくかが肝になってきます。


どうやって投資の元手となる資金を作るかに関しては、
関連記事 で解説していますので、あわせてご覧ください。

まとめ

博士課程の学生のみなさん、ポスドクのみなさん、
すぐにインデックス投資を始めて、資産形成をはじめませんか。

「お金がなく、暮らしに困るかもしれない」ということが不安やストレスの根底にあると思います。

この問題を解決するために、ラボで研究している間に、
お金自身にお金を生み出すように働いてもらう仕組みを早くに形成して、
精神的にゆとりある研究環境を自分で作るように努めませんか。


本記事が、薄給に悩む過去の私のようなポスドクの方へ参考になれば幸いです。

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