何をやってもうまくいかない失敗だらけの人生を生きています。
もう30歳半ばを越え、今の仕事もあまりうまくいっていません。こんな状況で、ずっと生きていくのかと思うと、絶望感を感じてしまいます。なんとかしたいとは思うものの、自分の考えでうまくいったこともないので、自信がありません。なんとかこの失敗だらけの人生を変えることはできないのでしょうか。
お悩み相談をいただきました。私も30代後半に差し掛かっているなかで、
まだポスドクをしている状況なので、決して人生うまく生きてきたタイプではありません。
研究者の中で、華々しい業績をあげているわけでもなく、
とくに何か秀でているものがあるわけでもありません。
こんな私ですが、失敗だらけの人生でも、
まだまだやれることはあるということを感じています。
ご相談いただいた方に似ていると思うので、
少しでも参考にしていただけるヒントがあるかもしれませんので、
私なりの解決策をシェアしたいと思います。
本記事で詳しく解説していきます。
人生を失敗だからでも、絶望中でも、
今日からさらに新しい一歩を、いっしょに踏み出しませんか?
一歩を積み重ねることに意味があります。
人生これまで失敗だらけで絶望していても、今がある
人生を無駄にしたと思っていても、
今があることを忘れないことが大事です。
うまくいかないことが多いと、
どうしてもこのことを忘れてしまいます。
どうせ何をやってもうまくいかないと勝手に考えるようになってしまいます。
私もこの状態になっていました。
よく言われる「学習性無力感」というものでした。
これはやっかいで、頭のなかで、
なんでも無意味に感じさせてしまうんです。
この学習性無力感を抜け出すことに役立ったことは、
過去はダメだったとしても、
今、この時点では、可能性はあるということに気が付いたことです。
これまではダメだった。でも、今日はわかりません。
あたまの中で無理だと思っていただけなんです。
どんな風に人生過ごしてきても、
振り返ってみれば無駄なことをしていることは多いです。
むしろ人生なんて、無駄なことをして生きているものです。
その無駄な時間にこそ、価値があるのに、
忘れてしまうのです。
あたりまえのことですが、
人は今しか生きることができません。
生き続けている限り、人生がすべて無駄だったなんてことはないはずです。
今日がどうしたら、無駄にならないか、
充実できるのか考えてみませんか?
過去は過ぎ去ったのです。
今日には、可能性があることを思い出してください。
失敗の積み重ねが、少しずつ人生を良くしていくと、
私は信じています。
超一流の野球選手でも、
10回で3回ヒットが打てれば、上出来です。
普通の人なら、1回でもあたれば上出来なはず。
私たちは、人生で一つでもうまくいったことがあれば、上出来なんです。
失敗して当然の人生で、失敗したことに絶望することは、
なんとなく意味がないような気がしてきませんか?
人生で完全な失敗は存在しない。絶望なんてしている場合ではない。
人生で、文句のつけようがないほどに、
完璧な失敗だったということないのでは?
そもそも人生で失敗とはなんだろうと考えたことがあります。
やることすべてがうまくいけば成功?
お金がたくさん稼げれば成功?
出世して、えらくなれば成功?
周囲のひとから尊敬されれば成功?
成功の定義はひとそれぞれですよね。
そのなかで気が付いたことは、
かなり他人からどう見られるかを気にしていることです。
人から見られて、「すごいと思われたい」。
つまり、すごいと思われないと失敗。
こんな風に思ってしまいやすい気がします。
研究者という職で生きていると、失敗だらけの研究で積み重なっていきます。
研究者ではない方には想像しにくいかもしれませんが、
ほとんどが失敗なのです。
そして、ほんの少しだけうまくいく。
その積み重ねで、少しずつサイエンスが発展していくのです。
じゃあうまくいかなかった時間は全部無駄だったのでしょうか。
人生を無駄にしたのでしょうか。
そんなことはないです。
失敗を積み重ねる今があるから、
ちょっとうまくいくことができてくるのです。
私が実験をして、失敗する。
そのことで、他の人が失敗を避けることができる。
結果的には、私の失敗は、成功につながっているのかもしれません。
今人生でしている失敗は、いつか、どこかで、
役にたつかもしれません。
そう思えば、これまでの人生での失敗は、いつかの成功のカギにも見えてきます。
失敗した分だけ、将来の成功につながっているなら、絶望なんかしている場合ではないです。
この調子で、今日もチャレンジして、失敗しようじゃないですか?
失敗の人生を無駄だったと絶望せず、行動する。今日が一番若い。
これまでも人生ばかり振り返って、後悔ばかりと戦わないことです。
過去を振り返っても、その時点にもどって修正することはできません。
その時点では、わからなかった。仕方がないです。
修正ができない過去にとらわれ、
人生を無駄にしたと後悔していると、
今の自分の人生の時間が使われてしまいます。
忘れてはいけないのは、今が人生で一番若いということ。
これからの人生を無駄にしたくないと願うなら、
今、この瞬間から、何か行動してみませんか?
あなたの心にある、気になっていることに取り組んでみませんか?失敗するつもりでOKです。
失敗しないと、絶対成功しないです。
今日を充実させていくことが、これからの人生を無駄にしないようにできるたった一つの手段です。
今日がいちばん若い日です。
今日一歩を踏み出せば、明日は違ってくるかもしれない。
こんな気持ちで、今日、なにかはじめませんか?
人生を失敗だらけで絶望しているあなたへのまとめ
人生をずいぶん無駄にしてきたと後悔が尽きないかもしれません。
絶望に悩んでいると思います。
過去の私がそうであったように。
私は、いろいろな経験をしたからこそ、
無駄があったと気が付けたのです。
なにもなければ、無駄だという気が付くこともなかったはずです。
これまでの経験でどんなことが無駄だったか、
わかっていると思います。
あとは振り返り続けていいても仕方ない。
もう一度チャレンジしてみませんか?
人生100年時代を生きている私たちは生き急ぐことはありません。
まずは今日を無駄にしない生き方にチャレンジしませんか?
遅すぎることはありません。絶望もいりません。
いっしょに、人生失敗を繰り返しながら、
いつかの成功を目指して、進み続けませんか?
絶望はいりません。
コメント