ポスドクが始める金融資産形成の基本戦略【お金について考えよう】

ポスドク生活
ポスドクをやっています。寝る暇なく、研究に明け暮れていますが、将来が不安で、今後どうしていいか悩んでいます。

本記事では、このような方に一つ提案します

結論ですが、

自分でお金を稼いで、資産を増やして、研究に集中できる環境を作るのはいかがでしょうか。

現在、ポスドク中であるポスドク野武士が、これからのポスドクが目指すべき方針を提案したいと思います。

ぜひ、考えの一つになれば幸いです。

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ポスドクもお金に対する知識を増やすべき理由

お金がすべてではない。ただ、お金は悩みの種になる

金がなくても問題ないと強がるのをやめませんか。そして、お金で困らないように考えます。

実際、ポスドクのあなたが、将来が不安という理由はなんですか。

アカデミアでポジションを得ることができないかもしれない?

働く場所がないかもしれない?

いろいろあるかもしれません。

でも、その理由は、掘り下げていくと結局、お金に結び付くのではないでしょうか。

では、アカデミアでポジションをとれても、今の給料と比べて半分になりますとなったとき、あなたはそこに行きますか?

働く場所がないと困るのはなぜですか?

実験できなくなるから?それともお金が無くなるから?

確かに、好きな研究をやれたら幸せとも思います。

でも、ポスドクだってただの人。お金は必要なんです。

お金があることで、考え方って結構変わると思うのです。お金は心に余裕をもたらすことは事実です。

例えば、お金がたくさんあったら、極端な話ですけど、

どこかの研究室で、研究者として、給料タダなら、きっと研究できるポジションは得ることができますよ。

もしくは、自分でラボスペースを借りて研究を始めることもできる。

だから、お金があれば、働く場所が見つからなくても困らないですよね。

給与をもらわなくていいと思えば、どうにでもなる気がしませんか。

これは実際、ポスドク野武士が海外放浪の時に、こんなことを言うシニアポスドクに会ったのです。

お金はたくさんあるから、研究する場所があればそれでいい」と。しかも、彼は研究室のボスではなく、いわゆるポスドクのままです。

「PIになるとほかの雑務も増える。ポスドクなら研究に集中できる」と。

なんだかんだ言って、考え方と目的次第なんですよね。

これはお金があるから出る考えです。食べていけないのに、タダでもいいから研究したいって、ありえますか?

お金は自由度を上げてくれます。

だから、ポスドクだって、お金について学ばないといけないです。

それが、結果的には、自分自身で研究の場を作ることができるようになる方向性だと、ポスドク野武士は信じているのです。

これから、お金に困らないように、積極的に考えませんか。

生活防衛資金の確保を始める

思い立ったら、まずは活防衛資金を作りましょう

この不安定なポスドク時に、まず精神的な安定を得るには、必要最低限の生活防衛資金の準備が必要です。

基本的には、

必要な生活費の6か月分もしくは不安であれば1年分を確保しましょう。

これは、

名前の通り、もし仕事がなくなったとしても、ある程度の期間給料がなくても暮らせるようにするため、生活防衛のためです。

さらに、精神安定のためでもあります。

さらに、この生活防衛資金をためる過程で、お金が貯まる基本的な考えを身に着けていくことができます

生活防衛資金をためるため、今の一か月の出費を見直しましょう。

  • 余分な保険に入っていませんか。例えば、養老保険とか。
  • 使ってもいない、サービスの会員になってたりしませんか。
  • ストレス発散といって、外食、飲み会ばかり行っていませんか。
  • 英語の取得のためと言って、教材ばかりそろえていませんか。
  • 携帯電話のサービスはちゃんと検討していますか。

まずは無駄な出費を抑えることが近道です。ポスドクは給料上がらないですよね。

ましてや、交渉なんて難しい。5000円上げるのでさえ難しいですが、日々の生活費を5000円下げることは意外と難しくはないはずです。

最初のステップとして、生活防衛資金を貯めましょう。

お金に働いてもらう仕組みをつくる基本方針

生活防衛資金が貯まったら、いよいよ資産形成に進みましょう。

基本的には、不労所得の獲得を目指しましょう。

戦略的は、生活費を除いた残りすべて株式投資にまわします。

インデックス投資を中心に、長期的に、総資産の増大化をねらいます。

インデックス投資に関しては過去の記事を参考ください。

日々の生活にまわせるお金が増えないので、生活は変わりませんが、

気にせず地道にコツコツつみたて投資をすすめましょう。積み立てNISAによる、税金優遇をきちんと利用しましょう。

まずは、コップに水を少しずつためていくイメージです。今貯めようとしている水を飲んでしまっては、いつまでたっても水が溜まっていきません。こぼれてきた水をすするのです。

着実に進めましょう。

これは、短期で一気にお金を稼いで、楽になろうという戦略ではないです。

でも、これを着実に進めることで、ラボで研究をしている間もお金が働いてくれて、きっとあなたが困ったときに助けてくれます。助けてくれるのはボスではない。あなたの積み上げたものです。

幸いラボにいることが多いと、出費は抑えやすいですよね。

今すぐ一歩踏む出しましょう。

まとめ

思い切って、給与をもらわないと研究できないという発想を捨てませんか。

お金を自分で稼ぐ方向性を持つと、たとえタダでも、好きな研究ができる環境が作れると思います。

どうしてかわからないけど、お金を稼ぐのは悪いことと思ってしまう。ましてや、ポスドク、研究者なんて言うと、お金には縁遠い存在として、好きなことをやっている人と思われます。

でも、実際には、自分ですきなことができている人ってそれほど多くないじゃないですか。結局は、その研究室のボスのやりたいことをやるわけで。

じゃあなぜ続けるかというと、いつか自分がやりたい研究を行いたいから

雇用期間が不安定で、プロジェクトが終了になれば、いつ終わりになるかわからない。そんなポスドク。

給料も決して高くない。

だから、今こそ、新しい一歩踏み出すしかない。

そして、経済的資産形成と共に、自分への投資も忘れずに。

推奨するのは、筋トレと良い食事。自分の価値も同時に高めていきましょう。

我々には着実に続ける継続力と、豊富なトライアンドエラー経験が、博士課程で備わっているはずです。

長期的な目線で、自分がやりたい研究を行うことができる環境を自分で作るため、一緒に頑張りましょう。

まずはお金のことを知ることから始めましょう。

これからの考えの役に立てば幸いです。

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