本記事を読んでいるあなたは、独創的なアイデアを考える方法を身につけたいと思っていませんか。
私は決して独創的な人間ではありませんが、研究者として過ごす中で、独創的な考えを、導きやすい方法を常に考えてきました。
研究者は職業上、独創的なアイデアを日々求め続け、求め続けられていますので、いかに独創的なアイデアを生み出すかということが、研究職の性質であるようにも思います。
ある手順に従って考えることで、独創的な考えを、比較的、再現性高く生み出すことができることがわかりましたので、本記事では、その独創的なアイデアを作る方法をシェアします。
それはまず、
- マインドマップを書くこと。
- その末端部のアイデアを結び付けること
のたった2点です。
どうしてこの2つから、独創的な考え方が生み出せるのか、イメージがわきにくいと思いますので、詳しく解説していきます。
ぜひ試して、独創的な考えをどんどん試していただければと思います。
独創性がないなら、独創的の意味を確認しましょう
まずは独創的の意味をざっと確認すると、
「模倣によらないで、独自の発想を作り出すことによる」
「他人の真似をせず、自分一人の考えで物を作り出すこと」
「模倣によらないで、自分の考えや着想でこれまでないものを作り出すこと」
コトバンク https://kotobank.jp/
とあります。
言葉では、わかったような、わからないような感じがします。
間違いないのは、人がそのモノやヒトなどに対して、「独創的だ」と感じた時、それは独創的だと、言えます。
つまり、定義はしっかりわからなくても、何か人の感性に「独創的な人だ」「独創的なものだと」感じさせることができればよいのです。
裏を返せば、人によって独創的だと思うことは当然変わってくることも頭の片隅においておきましょう。
具体例をみて、独創性をイメージ
独創的な考えやモノを生み出すには、具体的に、人はどういうヒト、モノ、コトに独創的だと思うのか、確認していきましょう。
例えば、独創的だと評される家たちです。
これを見て、どう思いますか?
次は、独創的な作品集です。
たしかに、素晴らしいですよね。
でもまったく今までに存在していないものでしょうか。
そして、革新的な家具です。
確かに、面白いです。
でも、これらを見て気づくことがあると思います。
独創的なものと言われていても、すべてが信じられないくらい新しく、この世にあることが想像できないということではないのです。
今まであるものの組み合わせや、使い方を変えるなどによって生み出されたものです。
つまり、この考えで、独創性を生みだす方法を考えるなら、既存のものを、思いがけない形で取り入れるか、組み合わせるかを行うことで、独創性が生み出せるようになると考えることができます。
独創性がない人でも、独創的な考え方を作る方法
そこで、具体的に、再現性高く、既存の組み合わせを考えるために、
マインドマップを書くのです。
例えば、釣り竿を使った何かを考えたいとします。
マインドマップを書くのに、Mindmeisterというアプリが便利なので、これを用いています。
これがざっと5分くらいで適当に考えたものになります。
独創性がなくても生み出せる独創的アイデアの例1
釣り竿といえば、魚を釣る、という当たり前のキーワードから始めました。
他に、長い、カーボンというキーワードが浮かんだので、それも出だしのキーワードにしました。
このMindmeisterは簡単に枝分かれが作れるので、思いついたものをどんどん足していくことができます。
結果、長いというキーワードから
- 自転車のパーツ
- いつでも簡単
- 海外旅行
といった、釣り竿から急に考えないアイデアまで広がったことがわかると思います。
独創性がなくても生み出せる独創的アイデアの例2
他には、魚を釣るから、
- 発電
- 脚トレ
- 責任感
- サプリメント
というアイデアを得ました。
さらに、カーボンから派生して、庭というキーワードに至りました。
時間をかけると、さらに面白いアイデアに深まっていきますが、たった5分でも、組み合わせるとちょっと興味深いアイデアが出てきたことがわかります。
例えばですが、
太陽発電できる釣り竿、釣りをしながらスマホが充電できるシステムを作るとかも面白そうですし、
暗いときに手元が見やすいように、グリップが懐中電灯になる、コンパクト釣り竿なども、キーワードの組み合わせで考えることができます。
自転車のパーツに組み込めるような釣り竿もあるかもしれません。
釣り竿で組み立てる自転車も楽しそうです。逆に、自転車のパーツから釣り竿を作るという方向性でも良いですね。
用途をまるで変えて、庭というキーワードがあるので、庭にたくさん釣り竿が飾られている家なんかがあると、ちょっと不気味ですが、なんとなく独創性を感じさせますね。
釣り竿と真水というキーワードから、塩水を真水にできる機能が付いた釣り竿なんてどうでしょうか。沖の堤防で、つい水がなくなってしまった時の緊急用に役立つかもしれません。
マインドマップをさらに追加しながら、修正を繰り返していくと、より洗練されたアイデアができてきます。
具体的にアイデアがどんどん可視化されていくので、客観的にそのキーワードをもとに考えを作っていくことができ、非常に楽しく、新しい発想を探していくことができます。
シンプルに浮かんできた、分岐の端に出てきたアイデアと、別の末端のアイデアを組み合わせるだけで、簡単に独創的な発想を生み出すことができます。
ぜひあなたもマインドマップを書いて、独創的な考えを作って楽しんでください。
再現性高く、今まで考えていなかったことを考えることができます。
独創性がない人でも独創的な考えを生み出す方法のまとめ
- マインドマップを書く
- 考えをつなぎ合わせる
これだけで、特に奇抜な発想をいきなり必要とせずに、独創的なアイデアを単純に考えることができます。
もちろん、独創力にあふれ、自然と独創的な考えがあふれてくる人もいます。
多くの場合は、勝手にアイデアがあふれてきません。そして、そういう人たちは、どうやったら独創的になれるのだろうと考えることはありません。
私が提案するこの方法は、私のようなごく普通の人がどうやったら少しでも独創的なアイデアを考えることができるのかを追究したものですので、この方法はかなり再現性高く、独創性が高い考えを生み出しやすいです。
マインドマップをどこまで掘り下げることができるかによって、独創性はより高まっていきますので、少しずつ、あなたの考えを深堀りしていきましょう。
学校での課題や、仕事、研究など多くの場面で使用可能だと、私は思いますので、ぜひ実践してみてください。
すこしでもあなたが独創的な考えを生み出すことができる助けになれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント